2010年05月05日

旅の終わりに

これでGW1泊2日の旅記録は終わりです。
http://rika2.seesaa.net/category/8102042-1.html

今回の旅の目的は・・・・・

1.歌川広重の浮世絵版画を深く理解する。
2.自然にどっぷりとつかる。

・・・だったので、広重版画の記事が多くなりました。
広重の作品は世界的にも評価が高いです。
5793_or.jpg
Image: Public Domain
↑繊細で版画とは思えない!!

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浮世絵版画というと、歌川広重だけでなく葛飾北斎もいいよ〜。

The_Great_Wave_off_Kanagawa.jpg
Image: Public Domain
冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 葛飾北斎↑世界的に超有名な、「波ざぶ〜ん」の版画
構図が計算しつくされている。
実際の波を高速シャッターで撮影すると、これと同じつめのような形になっていたそうです。(NHK日曜美術館)

hokusai_fuji7.jpg
Image: Public Domain
冨嶽三十六景 凱風快晴 葛飾北斎
↑こちらも結構有名な名作、赤富士。じわじわと良さがわかってきた。

誰か浮世絵版画の世界に興味をもってくれないかな?

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私がはりきってブログの記事を書くと、中学生の皆さんには内容がちょっと難しくなってしまったり、長文になってしまったりしてしまうんだな〜これが。

今回の旅記録も、旅行後に調べて付け加えたことが多くなっちゃいました。旅に出ると旅先で出会ったことについてもっと知りたくなるものなんですよ。

まあ、このブログの読者の皆さんに興味がもてるところをつまみ食いするように読んでもらえるとうれしいです。
posted by ごっしー at 23:30| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

浅草、雷門の版画と江戸の大地震

高山市、光記念館に行ってきました。
P1070149.jpg
これが2度目の来館です。
ここは、人体や古代文明の展示がおもしろいので中学生のみなさんにいいかも。


今回は、企画展「広重 名所江戸百景と歌川派展」が目的でした。
http://h-am.jp/special_exhibition/2010/hiroshige/hiroshige.html

恵那市の美術館以上に色鮮やかな広重の作品を楽しむことができました。

実はこの旅の前から美術のT先生にこの本を貸していただいていました。江戸百景についての本です。

謎解き 広重「江戸百」 <ヴィジュアル版> (集英社新書ヴィジュアル版)謎解き 広重「江戸百」 <ヴィジュアル版> (集英社新書ヴィジュアル版)

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100_views_edo_099.jpg
Image: Public Domain
↑本の表紙になっているこの絵、
場所は浅草寺(せんそうじ)雷門です。
今でも東京、浅草の観光地として有名ですね。
門を大きくしかもばっさりと切り取った構図が斬新ですが・・・。

実はこの絵にはストーリーが・・・・

先の本によると、
続きを読む
posted by ごっしー at 15:03| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花びらじゃないんです。

岐阜県高山市に向かう途中、美女高原(標高830m)でミズバショウ群落を偶然見つけました。車の運転中、窓から見えたのです。

大きな地図で見る


ここには1万本ものミズバショウが群生しているそうです。満開の時期が過ぎ、ほとんどの花は形を崩していました。

IMGP3197_.jpg
↑その中でかろうじて形の整った花を発見! 早速撮影。

さて、ミズバショウの白い部分・・・・実は花びらではありません。苞(ほう)と言う葉なのです。苞の本来の役割は、芽やつぼみを包み保護することです。
ミズバショウの本当の花は中央の棒のような部分です。


Poinsettia_2.jpg
Image: Public Domain
↑ポインセチア・・・・
赤い部分は花びらではありません。苞です。葉脈が見えますか?

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↑以前紹介したブーゲンビリアです。
ポインセチア同様、赤い部分は花びらではありません。白い部分が本当の花です。  


その他、花びらに見えてしまう苞をもつものたち・・・・・・・
アンスリウム、ドクダミ、ハナミズキ、オシロイバナ


posted by ごっしー at 14:33| 富山 | Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一本の木に3色の花が咲く

びっくりしました。
赤、白、ピンク・・・・3色の花は同じ木のものです。

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長野県木曽地方と伊那地方の間が発祥の地とされる「花桃」です。
発祥といってもその地に輸入されたのですが。

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↑白い花にもピンクのラインが入っており、気品がありました。

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↑桃や八重桜が満開でした。中央アルプスの雪山とマッチして風景を作っていました。

(長野県上松町、赤沢自然休養林に向かう道にて)
posted by ごっしー at 11:10| 富山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

木曽地方に行った機会に林業について調べてみた。

日本の林業は衰退してきています。
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理由その1
輸入材の価格が安く、日本の木材は価格競争で負けてしまう。

理由その2
日本国内で住宅新築件数が減少してきているため、木材を使わなくなってきた。

理由その3
林業の後継者がなかなか現れない。

このため、森の管理が行き届かなくなっています。
かつて植林した木が育ってきているのですが、その間引き・・・・間伐されないことが問題になってきています。

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世界的には、続きを読む
posted by ごっしー at 10:45| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

木曽五木・・・・江戸時代の自然保護活動

木曽地方の檜・・・・城下町などの建築のため、乱伐が進んだ時期があったそうです。山が荒れてしまってはいかん!と、江戸時代に尾張藩が伐採制限をして檜を保護しました。

保護された樹種は5種です。
ヒノキ、ネズコ、サワラ、アスナロ、コウヤマキです。
これを木曽五木と言います。


↑木曽五木・・・コウヤマキ以外は似ていてややこしい。

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↑左がネズコ、右がヒノキ・・・・ネズコはちょとねずみ色。

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↑おみやげの木曽五木しおりで〜す!! いい香りがしました。

WikiPediaより引用

古くより木曽の山は建築材として貴重な木材を数多く産出していたが、関ヶ原の戦い後の江戸時代の初期、城郭・城下町・武家屋敷・造船などの建設によって森林の伐採が進み、山々は荒廃してしまった。そこで、木曽の山を管理していた尾張藩により森林の保護政策が行われ、ヒノキの伐採が禁止された。後に、誤伐採を防ぐため、似たアスナロ、サワラと、重要なコウヤマキの伐採が禁止され、さらにネズコが追加された。「木一本、首一つ」ともいわれるほどの厳しい政策の「留山制度」がとられた。その際伐採が禁止され、保護された五種類の樹木を木曽五木という。

引用終わり
posted by ごっしー at 10:30| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

生長が遅いほど良い

檜(ヒノキ)は優秀な木材です。

何年たっても変形しにくい、耐久性に優れている、
虫に食われにくい、腐りにくい、(多分フィトンチッドのため)
色や模様がきれいで、香りも良い・・・と良いことだらけ。

世界最古の木造建築物である、法隆寺五重塔は檜を使っています。
江戸城、大阪城、伊勢神宮なども檜を使っています。

特に木曽地方の檜は最高級品ではないでしょうか。

木曽地方は寒冷な気候のため、木の生長が遅くなり、年輪間が密になった丈夫な材が得られるそうです。

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↑年輪間が密な木曽檜、樹齢約800年
 (赤沢自然休養林、森林資料館にて)

生長が遅い木ほど優良材になるとはおもしろいですね。

posted by ごっしー at 09:44| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヒノキの良い香り

ヒノキの木材はとても良い香りがします。
P1070002.jpg


調べてみるとアルファピネンという物質の香りだそうです。
これはフィトンチッドの一種です。

フィトンチッドは植物が発する揮発性物質で、微生物の働きを抑える効果があるそうです。
つまり、植物が有害微生物にやられないようにするための防御物質といえるでしょう。

森林浴のとき、フィトンチッドを吸うと体の諸機能が上がり、健康や癒しにいい!ということが実証されています。

確かにヒノキ林を歩くと、爽快な気分になれました。森林浴は体にいいようです。同じような気分は富山だと頼成の森や五箇山、山田村のブナ林でも味わうことができました。
森の中ならどこでもOK!!なのかな?

posted by ごっしー at 09:10| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

森林浴発祥の地で森林浴を体験する。

長野県上松町、赤沢自然休養林に行ってきました。
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ここは、第一回森林浴大会が開かれた、森林浴発祥の地です。

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↑渓流の音がいいですな。鳥もさえずっている。

DS750056.WAV
↑そのときの音です。高音質です。



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↑水もスーパーきれい。

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↑ショウジョウバカマがあちらこちらに咲いている。

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↑ずっと平らで、車いすでも進めるバリアフリー木道

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ここは木曽地方。檜(ヒノキ)の産地です。

森にはヒノキがばんばん立っています。



杉やブナなどがある富山とは明らかに木の種類が違います。



↑かつて活躍した木材運搬用の鉄道・・・今ではトラック輸送に完全に置き換わってしまいました。
ここ赤沢でのみ観光用として使われています。
posted by ごっしー at 08:50| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月01日

寝覚ノ床・・・花こう岩と木曽川の侵食作用



長野県木曽地方を代表する景勝地(風景がきれいな場所)です。

木曽川の濁流が花こう岩を削り、このような地形ができあがりました。
今は上流にダムができているので水量が減少し、水面下で削られていた岩石が見えるようになったのです。

このあたりには花こう岩が多い。
そして、その花こう岩の白さが美しい風景(渓谷美)を作っています。
花こう岩が白いのは、無色鉱物である石英と長石が多く含まれているためです。

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寝覚ノ床駐車場から見た木曽駒ヶ岳の残照です。
P1060972.JPG
木曽駒ヶ岳は中央アルプスの最高峰で、標高2956mです。
posted by ごっしー at 18:00| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドングリの芽生えでは、ドングリの実が持ち上げられる。


長野県寝覚ノ床付近にて


動画にはややミスマッチングな音楽を付けました。(笑)

まずドングリの実から根が伸びて地面に根が入る。
次に、重たいドングリの種子が持ち上げられるのです。
なかなかのパワーです。

芽生えは次の段階・・・・
でも動画では実が割れて中の子葉が見えかかっていますね。
posted by ごっしー at 17:55| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ツバメ

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ここまで長文の記事が多かったので
挿絵のように入れました。

一服・・・・・・・・・・

馬籠で撮影
posted by ごっしー at 14:10| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

水車を使ったピコ水力発電

中山道の宿場町=馬籠(まごめ)へ行ってきました。


↑馬籠は坂と一体化したかつての宿場町で、今は観光化されています。
坂にはおみやげ屋さんや甘味処がずらっと並んでいます。
そんな坂のそぞろ歩きも楽しかったです。


↑馬籠の坂を流れる水流で水車がゆっくりと回っていました。


↑水車の裏側には発電機がありました。
馬籠宿水力発電一号機です。

発電出力を計器から読み取ると、電圧12ボルト×電流2アンペア=24ワットほどでした。これでは60ワットの白熱球を明るく点けるにはパワー不足!!
実用性はともかく、この水車発電所は小規模水力発電をPRする施設なんです。この春完成したばかり。


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調べてみると岐阜県中津川市環境政策課が小水力発電を推進していることを知りました。
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/wiki/%E4%B8%AD%E6%B4%A5%E5%B7%9D%E5%B0%8F%E6%B0%B4%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E6%A7%8B%E6%83%B3

地球温暖化対策をする環境先進都市を目指しているそうです。
水力発電では何も燃やさないので、地球温暖化ガスである二酸化炭素が発生しないのです。
新たにダムを造ることなく、農業用水や砂防ダムを利用する予定だそうです。

続きを読む
posted by ごっしー at 13:29| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

舟を64つないだ橋

歌川広重の版画つながりでもう一本記事を・・・・私たちの地元、富山市の話

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Image: Public Domain
↑六十余州名所図会 越中富山船橋 歌川広重


江戸時代、全国的に有名になった舟橋です。神通川に架けられました。

神通川の支流には高原川や宮川など岐阜県北部の川があり、流量が多い川です。上の版画でも豊かな水量がわかりますね。


↑2009年8月2日、中島大橋から撮影した神通川。今も水量が多い!!

当時の木工建築技術では橋を架けることが難しかったのでしょう。
舟をつないで橋にしてしまったという発想が素晴らしいです。

江戸時代の神通川は現在の松川の所を流れていました。
舟橋は何回か場所を変えていますが、最後のものは現在の富山市七軒町のあたりにありました。最大64艘の舟がつなげられていたそうです。
詳しい場所を知りたい人は、江戸時代の富山の古地図を調べてみましょう。

http://www.lib.pref.toyama.jp/gallery/collection/listsrch.aspx
↑富山県立図書館、古地図のページ

七軒町には、今も昔もますのすし店があります。
masuzusi2.jpg

サクラマスが泳ぐ神通川と街道が交差する場所は「ますのすし」の店として良い立地条件だったわけです。

今では舟の橋は無くなってしまいましたが、舟橋北町や舟橋南町などの地名は残されました。

大きな地図で見る

工事により、神通川は今の流路となりました。
かつて神通川が流れてた場所は埋め立てられ、昭和9年に神通中学校(現富山中部高校)、昭和10年に富山県庁などが建てられました。

過去記事:
ますのすし、宇宙食へ
梅雨末期、神通川の水量多し

参考:
http://www.city.toyama.toyama.jp/shisetu/bunka/html/tayori/tayori29/tayori29.htm
posted by ごっしー at 12:05| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東海道を通らず中山道を通るわけ

江戸時代、江戸から京都まで歩くには、東海道(495.5km)か中山道(533.9km)のどちらかを選ぶことになります。

中山道は群馬県、長野県、岐阜県という山間部を通る道です。

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Image Public Domain
↑木曽街道六十九次、野尻 歌川広重

江戸時代の旅人の気持ちになってみると、「山道は疲れるので海沿いの東海道を歩こう」と普通は考えますよね。

旅の日数も少ないということで、東海道を選んだ人の方が多かった。

でも中山道を選んだ旅人もいる。
彼らがなぜ東海道を選ばなかったかというと・・・・

大井川(下流は現静岡県)などが増水して何日も足止めされてしまう可能性があったからです。これを川留め(かわどめ)と言います。川留めになると旅人は何日も宿場から出ることができません。無駄に宿泊費がかかってしまうのです。

『箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川』という歌があります。

「東海道の旅で、途中にある箱根の山道は馬を使えば超えることができるが、大井川は橋が無く、増水してしまえば馬も人も通過できない。」
という意味です。


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Image Public Domain
↑東海道五十三次、島田(大井川、徒歩渡しの様子) 歌川広重

江戸時代の川にはダムが無かったので、洪水時の流量調節が難しかったのでしょう。


東海道中にある、大井川、興津川、安倍川は江戸を防衛するためなどの理由から橋が架けられませんでした。渡し舟を使うことも禁じられていました。

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Image Public Domain
↑東海道五十三次、府中(安部川、徒歩渡しの様子) 歌川広重

上の作品では3種類の川渡しの方法が描かれています。
 @ 輦台(れんだい)渡し・・・・女性が台の上に乗っています。
 A 肩車渡し・・・・・・画面右下の人は肩車してもらっています。
 B 手引き渡し・・・・・画面奥の人は手を引いてもらっています。馬もかな?


江戸幕府としては、橋があると一気に謀反軍が攻め込んできて困ると思ったからなのでしょう。


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さて第二次世界大戦後、大井川の水をめぐる状況はがらっと変わってしまいます。続きを読む
posted by ごっしー at 11:58| 富山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鮮やかなブルーは鉄が生み出している。

歌川広重(うたがわひろしげ)は、江戸時代の浮世絵師です。広重が描いた絵は版画となり、多色刷りされました。

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Image: Public Domain
↑東海道五十三次の最初の宿となる品川です。

江戸湾や空が美しいブルーで色付けられています。

Prussian_blue.jpg
Image: Public Domain
↑この色は「ベロ藍(べろあい)」と呼ばれました。


  
1704年、ドイツの化学者が実験中、偶然この化学物質を生み出したのです。発見地はベルリン。ベルリンが「ベロ」の語源です。

物質名はフェロシアン化第二鉄。鉄を含む物質です。広重は輸入品であるこの顔料を自分の作品に積極的に使ったのです。

金属の鉄からはちょっと想像できない鮮やかな色ですね。
フェロシアン化第二鉄については高校化学の授業で習うかも。


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それにしてもこのブルーはきれいですね。
Tokaido_17_Yui.jpg
Image: Public Domain
↑東海道五十三次 由比


参考:http://en.wikipedia.org/wiki/Prussian_blue
posted by ごっしー at 11:53| 富山 | Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

版画5色刷りに挑戦

この旅の第一目的地は岐阜県恵那市の中山道広重美術館
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http://museum.city.ena.gifu.jp/top.html

ここで浮世絵版画の5色刷り体験を楽しんできました。


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↑まず黄色インクを付けて刷る。・・・・・何これ?

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↑次に赤色追加・・・・まだ図柄がわからんな〜

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↑さらに茶色追加

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↑そして青色追加・・・・それらしくなってきた!!

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↑黒色を入れると完成!!・・・・色の数だけ、版画の板が必要なわけね。


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↑東海道五十三次の出発地点になる江戸、日本橋です。
おおっ!! 美しく仕上がった!! と思いきや・・・・


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Image: Public Domain
↑やはり、本物は違う!!
すかし(徐々に色を薄くしていく技法)を入れたり、10回以上重ね刷りするとか、実際の刷りの行程はもっと複雑なんだそうです。


800px-Kisokaido46_Oi.jpg
Image: Public Domain
↑刷り専門の職人さんが工夫すると、こんな雪景色も表現できます。
カラフルさはありませんが、これはこれでなかなか美しい。
この美術館がある恵那市の風景です。(木曽街道六十九次・大井)

これだけでは全く理科ネタになってないので、次の記事では広重の版画について理科っぽく書きます。
posted by ごっしー at 11:41| 富山 | Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飛騨トンネル

飛騨トンネルは、東海北陸自動車道にある長さ10.71kmの長大トンネルです。


大きな地図で見る

道路トンネルとしては、日本3位の長さを誇ります。
初めてこのトンネルを通りました。

1分間に70トンもの大量の湧水や内部崩落などがあり、難工事だったそうです。完成まで約9年半もかかりました。
続きを読む
posted by ごっしー at 11:00| 富山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

木曽路旅行、旅の目的

江戸時代の浮世絵師、歌川広重は素晴らしい作品を残しています。
私は小学生のころから好きでした。
東海道五十三次の版画シリーズは彼の代表作群です。

特に構図が素晴らしく、広重の作品を深く理解すると自分の風景写真の撮影に何か役立つのでは? と思っていました。

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Image: Public Domain
↑東海道五十三次「庄野」 
大地や雨のラインなど、構図がすごい!
さらに旅人の姿や木の向きで風の強さが表現されている。

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Image: Public Domain
↑六十余州名所図会 「阿波鳴門の風波」
鳴門の渦潮なんですが、他の誰もこんな斬新な構図の絵を描けないと思う。


調べると、全国いろいろな所で広重の作品が展示されていることがわかりました。山形県天童市、東京都渋谷区、静岡県静岡市、静岡県由比町、長野県恵那市、岐阜県高山市・・・・

いっそのこと全部行きたいところですが、ここはお金の節約・・・・。ぐっと我慢して近くのみ行くことにしました。

でもね、これだけでは、「ごっしーの美術情報室」になってしまう。
本職の理科を忘れてはいけない。
ゴールデンウィークは若葉きらめく自然が美しい時期。

私の本職は「自然」を教えること。そのためには自然の中にどっぷりとつかるという経験がどうしても必要なのでは????
そのことも今回の旅の大事な目的の一つとなりました。

目的があると充実した旅になるものです。
posted by ごっしー at 06:48| 富山 | Comment(0) | TrackBack(0) | 木曽路旅行 2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする