2006年08月14日

放射線は私たちの周りをいつも飛んでいる(やや難しめの話)

くだいたドライアイスとエタノールを使うと霧箱という装置を作ることができます。初めてこの霧箱を作ってみました。

霧箱では、放射線が飛んでいる様子を目に見える形にできます。放射線の通り道にエタノールの雲がシュッとできるのです。

放射線には、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、エックス線、中性子線があります。

↓ビデオでシュッシュと飛んで見えるのは、アルファ線によるものです。
空気中のラドンという物質からアルファ線が発せられているようです。





コンクリートの壁や岩石からもアルファ線が発せられています。
このように地球上では、自然な状態でアルファ線がビシバシ飛び交っているのです。

このアルファ線は、紙1枚すら通過できません。皮膚を通り抜けることができないので、人体に対して悪影響を及ぼしません。

その一方、原子爆弾や、原子力発電所の核分裂で出る放射線は、中性子線とガンマ線です。こちらは皮膚を通り抜け、遺伝子を傷つけてしまう危険な放射線です。

霧箱の発明者はイギリスの物理学者ウィルソンですが、彼は1927年にノーベル賞を受賞しました。そしてその後の素粒子の研究へとつながっていくのです。

(放射線や素粒子については、中学校では習いません。高校以降で習います。)

実験指導:
戸田一郎先生(北陸電力エネルギー科学館 ワンダーラボ サイエンス・プロデューサー)


posted by ごっしー at 16:21| 富山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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