富山で近年増えている動物・・・イノシシについて書く予定です。
さて、イノシシは、西日本の農家に大きな被害を与えています。水田に入り込み、イネをなぎ倒していくなど悪さをしています。
農家にとってイノシシは悪者なのです。ならば、食べてしまえばよいのではという考えがあります。
これは、北海道で増えすぎたエゾシカを食べる?食べない?と同じ発想です。
京都府丹波地方や兵庫県篠山地方は、イノシシの鍋=牡丹鍋で有名です。
イノシシについて文章を書く以上、イノシシ鍋を一度は食べておかなければ・・・・。
京都駅の観光案内所で、イノシシ鍋を食べることができる場所を聞くと、京都市街地でしっかりしたイノシシ鍋を食べることはできないとのこと。
バスで1時間ほどの場所にある旅館を紹介してもらえました。山の中ですね。
http://www.momijiya.jp/about/index.html
ここに向けてバスに乗ります。「イノシシ肉はおいしいのか?食糧資源として使えるのか?」
旅館に着いて、こたつで待っていると・・・・期待していたイノシシ肉がやってきました!!

↑ なぜ牡丹(ボタン)鍋というか、この写真でわかりますね?
白い部分は皮下脂肪です。冬になると厚くなるそうで、断熱に役立っているのではと思います。美肌成分、コラーゲンが含まれているそうな。
赤身の部分は無駄な脂肪が全くありません。

↑ 味噌味です。「煮れば煮るほどおいしくなりますよ」と教えてもらいました。
でも、帰りのバスまで15分ないんだよ〜。

↑ 味は・・・・味噌味。当たり前か。
肉は引き締まった感じがしました。野生のイノシシは、野山を駆け回っているので、飼育されたブタよりも筋肉が鍛えられているからではないかと思いました。
肉が引き締まっている・・・とは、肉が硬めということ?・・・・煮れば煮るほど軟らかくなっておいしくなるということなのかもしれない。
変な臭みもなく、「イノシシの肉は食用資源となるか?」の答えは、「YES」と判定されました。
だいたい、大昔の日本人はイノシシをタンパク源として食べていたのです。
駆け足の客でしたが、丁寧に接してくださった旅館の皆さん、ありがとうございます。
過去記事:
身近に観ずる温暖化の報告
増えすぎたシカを食べる
選択理科、インターネットレポート課題 「エゾシカを食べてもいい or 食べない方がいい?」
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